冬の終わり、春の訪れと共に黄緑色のつぼみが土の中から頭を出すふきのとう。山菜の中でも特にポピュラーなのではないでしょうか。そんな春の滋味をイギリスでも味わうことができます。
基本情報
学名:Petasites
英名:Japanese Butterbur
和名:ふき
ふき、ふきのとうはイギリス各地で見つけることができます。日本と同じで湿潤な水辺に群生していることが多いです。ただ、リーズに限ると水辺だからどこでも見つけられるということではないようです。
当初ふきのとうを探すのをとても苦労しました。日本に比べて生えている数が少ないのと、生えてくる時期が必ずしも日本と同じでく、さらに花茎が表面に出るタイミングを見極めるのが難しいため苦戦しました。気温にもよりますが、2月中旬頃から花茎が地表に出てくるようです。
日本でふきのとうと言うと、ほのかに黄色い蕾をつけた花茎をイメージしますが、イギリスにはピンク色の種類も存在します。どうもピンク色の種がイギリス原産で、白い種(White Butterbur)はヨーロッパとアジア原産だそうで、厳密には日本のふきとは近縁種とのこと。
実際に天ぷらにして食した感想は、心なしか日本よりえぐいものの、同じ味と食感でした。
* 山菜の収穫は十分なリサーチをした上で、自己責任で採取・消費をお願いします。
リーズ近郊で見つけられる場所
River Aire
Leeds中心地の東から南にかけて流れるRiver Aire沿いで群生しているのを見られます。ただそこまでたくさん生えているわけではないので少し見つけるのが難しいかもしれません。
ふき、ふきのとうは未だにちょうどいい採取場所を見つけられていないので、より良い場所を見つけた際には記事を更新したいと思います。
* 山菜の収穫は十分なリサーチをした上で、自己責任で採取・消費をお願いします。
オンラインで苗を買って育てる
庭がある場合、苗を買って育てることも可能です。蕗は日陰のジメジメした場所を好むので、どんなタイプの庭でも比較的育てやすそうです。イギリスではInvasive plantとして認識されているので、植える場合は繁殖しすぎないようにコントロールが必要です。
PLANT HOUSE CHESIRE – 私はこちらで購入しました。